Google Play Books (グーグル・プレイ・ブックス)で漫画の電子書籍を出版する方法

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Google Play ブックスで、自作のマンガを出版してみました!

この記事では、マンガを個人出版するために、Google Play ブックスに電子書籍データをアップロードする方法についてまとめています。

販売のためのアカウント設定は終わっている段階からの話です。アカウント設定については、以下の記事を参照してください。

Google Play Books (グーグル・プレイ・ブックス)で電子書籍を出版する方法―アカウント設定編 Google Play Books (グーグル・プレイ・ブックス)で電子書籍を出版する方法―アカウント設定編



「書籍を追加」をクリック

Google Play ブックスパートナーセンターにログインします。

Google Play ブックス パートナーセンタートップ

「書籍カタログ」の「書籍を追加」をクリックすると、以下のように表示されます。

Google Play ブックス パートナーセンター「新しい書籍の追加」

ISBN番号が無い場合は、識別情報(ISBN)を空欄にして、「この書籍には ISBN やその他の識別情報がありません」にチェックを入れます。

書籍形式は「デジタル」

適用するテンプレートは「Default Settings」のままで大丈夫です。

入力したら「作成」をクリックします。

「メタデータ」入力

まずは書籍の情報を入力していきます。いわゆるメタデータですね。

Google Play ブックス パートナーセンター「新しい書籍の追加」―書籍形式、タイトル、サブタイトル、説明、寄与者の入力

  • 書籍形式:デジタル
  • タイトル(巻数も含めたほうがいい)
  • サブタイトル
  • 説明:あらすじなど
  • 寄与者:「追加」をクリックして、作者名、スタッフ名などを入力

 

Google Play ブックス パートナーセンター「新しい書籍の追加」―経歴メモ、分類、シリーズ名、シリーズの巻

 

Google Play ブックス パートナーセンター「新しい書籍の追加」―言語、対象年齢、ページ数、発売日、出版日、出版社名、関連するISBN

  • 言語:ISO 639-2/B コード(日本語はjpn)
  • 対象年齢(全年齢対象の場合は空欄)
  • ページ数
  • 発売日(すぐに発売しない場合のみ入力)
  • 出版日:任意の日付、ハイフンで区切る
  • 出版社名(ネット上に公開される)
  • 関連するISBN(入力しなくてもOK)

以上の点を入力したら、右上にある「次へ」をクリックします。



コンテンツのアップロード

電子書籍データをアップロード

以下の画面になるので、電子書籍データをアップロードします。

Google Play ブックス パートナーセンター「コンテンツをアップロード」

「コンテンツをアップロード」→「ファイルを選択」をクリックして、電子書籍のデータを選択し、「開く」→「アップロード」をクリックします。

対応しているデータ形式は次のとおりです[ePub 、PDF 、JPEG、PDF、PNG、TIFF]

ePubで作っておけば、他のストアでも対応できるので便利ですね。

マンガの画像をePubにする方法は、以下の記事を参照してください

画像やテキストをEPUBに変換できるおすすめアプリ・ソフトまとめ

アップロードが完了すると、ステータスが「処理中」と表示されますが、そのままで大丈夫です。(一旦保存して、別の日に続きをやるのも可)

一旦ブロックされる

しばらくすると、以下のような表示になります。

Google Play ブックス パートナーセンター「この書籍は、固定レイアウトコンテンツを含んでいるためブロックされました」

マンガの EPUB は「固定レイアウトコンテンツ」なので、一旦ブロックされます。

でも「品質レビューで問題がなかったため、この書籍のブロックを解除します」にチェックを入れるだけで解除できます。以下に説明する「品質レビューア」を使ってプレビュー確認をして、問題が無ければいいわけです。

「品質レビューア」の使い方

「コンテンツ」タブ画面で、下にスクロールしていくと、以下のような表示があります。

Google Play ブックス パートナーセンター「品質レビューア」

一番下の「追加」をクリックすると、以下のようにメールアドレスの入力を求められます。

Google Play ブックス パートナーセンター「品質レビューアのメールアドレスを入力してください」

自分の Google アカウントのメールアドレスを入力して、「OK」をクリックします。

念のため、右上の「保存」をクリックします。

これで、自分の Google Play ブックスで、アップロードした本を読めるようになります。

自分の Google アカウントの「マイブックス」にアクセスして、アップロードした本を開いてチェックしましょう。

価格の入力

「価格」タブをクリックして、「新しい価格を追加」をクリック。

ここでは価格と販売地域を入力します。私は以下のようにしました。

Google Play ブックス パートナーセンター「新しい価格を追加」―JPY-99-対象: WORLD

この設定にしておけば、日本円の金額を基準に、自動的に他の通貨に換算した価格で、世界中で販売されます。

このほうが、一つ一つ国を選択するより楽ですし、対象国が増えた時にも、自動的に対応してくれます。

まだ価格を決めていない場合は、他のストアの最低価格などを参考にしてください。その点は以下の記事にまとめています。

電子書籍の個人出版・販売ができるサイト・サービスの比較まとめ

価格設定が終わったら、右上の「保存」をクリックします。

「設定」の入力

「設定」タブをクリックします。

以下の項目を設定・入力していきます。私は以下のように設定したので、参考にして下さい。

  • DRM 有効―チェック(DRMとはデジタル著作権管理のこと)
  • 電子書籍で写真を表示―チェック
  • 送信した ePub 内のフロー テキストのみを表示するー空欄
  • スキャンしたページを含める―空欄(マンガの場合は、ほぼ不要)
  • 成年向けですか?―空欄
  • コピー/貼り付け率―0%(コピペを許可する割合)
  • プレビュータイプ―20%(デフォルト)
  • 管轄―WORLD
  • 購入リンクのテキスト―空欄
  • 購入リンク―空欄
  • 出版社のウェブサイトー自分のサイトのURL(このサイト)
  • 出版社のロゴ―自分で作ったロゴをアップロード(ロゴに関するポリシーを参照)
  • プレビューで写真を表示―チェック
  • PDF のダウンロードを許可―空欄
  • 発売日前のプレビュー不可―空欄

最後に右上の「保存」をクリックします。

しばらく時間がかかる

あとはしばらく待つだけです。

アカウントの審査などに数日かかるので、それが終わるまで、書籍が販売されません。

審査が終わると、以下のように表示が変わります。

Google Play ブックス パートナーセンター「書籍カタログ」エンジニア!Vol. 01

「Google Play に掲載」となっていれば、本が販売されています。

これで完了です!